企業価値担保権が創設されます
令和6年6月7日、国会で「事業性融資推進法」が成立、今後2年半以内に施行される運びとなりました。
企業の事業価値(ノウハウ、技術力などなど)を評価し、それを担保として融資できるようにするという、とてもとても画期的な新法です。
担保権設定の登記制度も予定されるので、司法書士の仕事としても大いに関係することになるのですが、それよりもこの制度がうまく運用されれば、創造力や技術力はあるが資金力がなく埋もれているしかなかった日本の企業が、世界に打って出られるようになる・・・明るい未来の展望が開けるような、もしかしたらすごいニュースなのではないかと思っております。
また、融資を請け負う銀行にとっては、その真価が問われることとなりますが、しかし、まさにバンカーとしての本領を遺憾なく発揮できる舞台が準備されることになります。
それもこれも、とにかくこの2年半の準備期間が大事。
制度の周知やシステムの構築、それらがきっちりと(抜け道なく)作られることが最も重要でしょう。
0コメント